白髪染めで髪が傷む?ダメージの原因と対策をやさしくまとめました
はじめに:白髪は隠したい、でも髪が傷むのはイヤ…
白髪を染めたいけど、繰り返すほど髪がパサついて、枝毛が増えて…。
そんな悩みを抱えていませんか?
「若く見せたい」「清潔感を保ちたい」そんな想いで白髪染めをしているのに、気がつけばツヤがなくなって、手触りもゴワゴワに。「これって染めてるせい?でも染めないのも不安…」と、ジレンマに悩む人は少なくありません。
この記事では、白髪染めによって起こり得る髪のダメージと、その具体的な対策方法を分かりやすく解説します。この記事を読めば、髪をいたわりながら白髪を上手にカバーする方法がきっと見つかるはずです。
なぜ白髪染めで髪は傷むの?
原因① アルカリ剤によるキューティクルの開き
一般的な白髪染めは、髪の内部に色を浸透させるためにアルカリ剤を使用します。これが髪表面のキューティクルを開き、薬剤が入りやすくなる反面、キューティクルが損傷しやすくなるのです。
開いたキューティクルが閉じきらないままだと、髪の水分やタンパク質が逃げやすくなり、パサつきや枝毛、切れ毛の原因になります。
原因② 酸化染料の化学反応
白髪染めには、酸化染料(ジアミン系など)が使われることが多く、これが髪内部で化学反応を起こして色素を作ります。この過程で活性酸素が発生し、髪内部のタンパク質や脂質を壊してしまうこともあるといわれています。
結果として、髪がもろくなり、ハリやコシが失われてしまう可能性があります。
原因③ 頻度・放置時間・自己流による悪化
白髪は伸びるたびに気になるため、頻繁に染めがち。でも、月に何度も白髪染めを繰り返すと、それだけ髪に負担がかかります。
また、自宅で染める際に「放置時間が長すぎる」「薬剤を塗りすぎる」など、誤った使い方がダメージを加速させることもあるので注意が必要です。
白髪染めのダメージを減らすための7つの対策
① 染める頻度を見直す
毎月フルカラーをするのではなく、「全体染めは2ヶ月に1回」「間は根元だけのリタッチ」というスタイルにするだけでも、髪の負担はぐっと減ります。
さらに、美容室では「白髪ぼかし」や「ハイライト」で伸びかけの白髪を目立たせない工夫もできます。
② カラー剤の種類を選ぶ
- 酸性カラー(ヘアマニキュア):キューティクルを開かずに染められるが、白髪のカバー力はやや弱め
- ヘナ:自然由来で低刺激。ただしオレンジ系に発色しやすく、色選びが難しい
- ノンジアミンカラー:ジアミンアレルギーの人にも使える処方が増えてきました
ダメージを抑えたい人は、美容師さんに相談して髪質や希望に合う薬剤を選ぶと◎
③ プレトリートメントを取り入れる
白髪染めの前に、髪を保護するオイルやトリートメントを塗布することで、薬剤の刺激から髪を守ることができます。
美容室では、カラー前に専用のプレ処理剤を使ってくれることもあります。
④ 染めた後の「アフターケア」がカギ
- カラー当日は洗浄力の強いシャンプーを避ける
- カラー用の保湿シャンプー・トリートメントで洗う
- カラー後はしっかりと乾かす(濡れたままだと色落ち・傷みの原因に)
染めた後の数日間が髪の安定期なので、特にケアを意識するとダメージの進行を防げます。
⑤ 頭皮ケアも忘れずに
白髪染めは髪だけでなく、頭皮にも刺激がかかります。
- 頭皮の保湿ケア(ローション・オイル)
- 刺激の少ないシャンプーを選ぶ
- マッサージで血行を促進
健康な髪を育てる“土台”である頭皮を整えることは、白髪対策にもつながります。
⑥ 紫外線から髪を守る
染めた髪は紫外線に弱く、色落ちや乾燥の原因になります。外出時は帽子やUVスプレーを活用しましょう。
⑦ ドライヤー・ヘアアイロンの使い方を見直す
- 高温での長時間のドライは避ける
- ヘアアイロンは130~150℃以下を目安に
- 洗い流さないトリートメントで熱ダメージ対策を
日常の積み重ねが、カラー後の髪の状態に大きく影響します。
美容室で受けられる「白髪染め+ケア」のサービスも活用
- オラプレックスやファイバープレックスなど、髪の内側から補修するトリートメント
- 頭皮保護クリームやプレトリートメントの使用
- 「ダメージレス白髪染め」などのメニュー展開も増加中
プロの手を借りることで、髪への負担を最小限にしながら、美しい仕上がりを叶えることが可能になります。
髪と向き合う時間が、あなたの美しさを育てる
白髪染めは、自分の見た目を整えるための大切な選択。けれど同時に、髪や頭皮にとっては少なからず負担になるものでもあります。
大事なのは、「染める or 染めない」ではなく、「どう染めるか」「どう守るか」。
正しい知識と少しの工夫で、髪をいたわりながら白髪ケアを楽しむことは十分に可能です。
自分に合ったケアを見つけて、まずはできることから始めましょう。
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